ほぼ足りてまだ欲 その先

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水産白書

 平成18年版水産白書が発表されたんだそうだが、驚いたことが二つあった。ひとつはいまだに松岡利勝が農水大臣に居座っていること。ま、こんなわざとらしいことは云わなくても良いんだけれど、今日の参院教育何タラ委員会で民主党の連紡の「規範とはなんですか」という質問を聴いた時に、これは絶対にあの居座り松岡のことを云うに違いないと興味津々。おぼっちゃまは出来る限りカッと来ないように自重していた様子が手に取るようにわかる。「私のいうことを全部聴いてから・・いいですカッ!私のいうことを・・」くらいかな、カッと来ていた様子は。なんだかんだと教育再生だといっても、伊吹と松岡を抱えていて、なにをいっても「お前のような奴」に教育とは何かなんて話をして欲しいとは思わない。
 それにしても蓮舫さん、その気取りまくったしゃべり方、もう少し普通にやってみてくれないものか。
 そうそう、水産白書だ。新聞記事によると「ベニザケのアメリカからの輸出量について、2003年には日本向けがおよそ90%を占めていたのに対し、2006年では中国やドイツ向けが急増して、日本のシェアが50%以下にまで低下した他、買い付け価格でも中国やカナダが日本を上回っている例を挙げています(テレビユー福島)」という。ホンの十数年前まで日本の鮭がその販路拡大に対中国販売をやっきになって宣伝していたのに、ほとんど効果がなく、少しでも売ったルートはがんばってんだなぁと云われていたことが嘘のようだ。なにしろ鮭の中でもキングと紅はおいしいという点で人気だったし、鮮やかな色の紅は売れていた。それが中国がどんどん紅を食べるようになったと云うことはひょっとするとキングも中国に取られていると云うことなのではないか。空白の十年を抱えてデフレスパイラルの罠にはまったきりの日本とどんどん伸び盛りの大消費地、もう社会主義なんて看板はとっくに引きずり下ろし、やらずぶったくりの乱暴そのものの自由主義経済のただ中で負ける奴はそいつが悪く、騙される奴は騙す奴に負けただけ論理の中国との違いを見せつけている、その証拠のひとつだろう。外の消費地には何が含まれようとうっちまえばいいと云う乱暴な倫理観しか持ち得ていない社会は怖いよと云いたいところだけれど、こっちだってあんまり変わっていないものなぁ・・。