ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

あ、そういうことだったのか

 先日、銀座の教文館に行った。別に珍しいことではなくて、週刊金曜日のバックナンバーを置いてあるところをここしか知らないので、どんなに中が混んでいても(ここの一階は雑誌専門で狭いだけではなくて、しょっちゅう人と待ち合わせる時間を潰している若い人たちの立ち読みで店内は歩きにくい)、ここを通りかかったら入ることにしているのだ。で、この日はちょっと時間があったので、二階まで上がった。もっと時間のある時はそのまた上にまで上がる。この日はそれほどでもなかったので、二階までだった。二階に上がる階段は随分と広くて階段もまた陳列場所となっていて、概ねNHKの放送講座テキスト、放送大学のテキストの棚になっている。階段を上り詰めたところが特集の置き場なんだけれど、この日は上がってみると平凡社東洋文庫の陳列になっていた。私は東洋文庫は好きだけれど、図書館や古本でしか見たことがない。だから東洋文庫は全て緑色布の装幀なんだと思っている。そしてそれは正しい。しかし、Amazonなんかで見るとその装幀は生成りの色をしている画像が出てくる。私は旧版と新版があって、新版は色が違うんだと思っていた。なにしろ私は古い本でしか見たことがないからだ。しかし、そこに並べてある東洋文庫を見て、思わず「なぁんだぁ」とつぶやいたのだ。緑の布の装幀なんだけれどそれがボール紙の箱に入っているのだった。

明治東京逸聞史 (1) (東洋文庫 (135))

明治東京逸聞史 (1) (東洋文庫 (135))