ほぼ足りてまだ欲 その先

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内閣

 そのままの安倍二次内閣のメンバーと大して変わらないと見えるけれど、石破が防衛大臣に入ったことによって、実は相当に野党にとっては攻撃しにくい内閣になったような印象を受ける。結構手強いといっても良いかも知れない。その手強さは前さばきの良さといい換えても良いかも知れない。お坊ちゃん政権に比べると躊躇することなく平然と(彼らの好きな言葉を使えば「粛々と」かもしれないが)、冷徹さが目につく政権になるのではないかという予感がする。本人はあれっ!と思っているのかも知れない渡辺、鳩山あたりがどんな具合になるだろうかという興味は残る。
 福田が群馬の大先輩、妖怪・中曽根に挨拶をして出てきたところで記者のひとりが「中曽根さんとはどの様なお話を?」と訊ねると「どなた?」と切り返し、その記者が会社の名前と本人の苗字を告げると、そのまま去ったところをテレビで見たけれど、これが彼のいつもの様子で、自民党の総裁選挙(党内の内輪の活動を勝手にその辺の街中で演説することでみせるという勝手な活動で、どうしてこんなことが許可されるのか、考えてみると不思議だ)中に見せたあの愛想の良さは、彼のいつもの態度から比べると大いに例外的行動だったことがよく分かる。尤も麻生も記者に囲まれて「断ったのか?」と聞かれた時に、これまでのにこにこ顔からは離れて、ま、普通の麻生に戻ったんだけれど、「終わり!」と宣言していた。
 自民党の総裁選挙での地方の予備選での福田、麻生のそれぞれの得票数を河野太郎のブログが書いていて、全国で実際に投じられた党員の票数は、麻生252,809票、福田250,186票と麻生が2000票以上勝っているのだそうだ。