ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

観光地

 昨日は行き帰りに都内の某観光地の一角を通った。本当に限定された一角だけが他からやってくる観光客で大にぎわいで、不規則に歩く人々でごった返している。しかし、そこからホンの角ひとつ曲がったところにはもう誰も通らない街角がある。こういう状況を見ていると人は自分が見付けながら歩くのではなくて、如何に効率よくその地域を見て回るのかということを考えるがゆえにガイドブックを片手にほぼ決められたルートを通ることによって安心し、自らの胸を撫で下ろすのだろう。そういわれてみればそうした効率を私は金を払って買っているようである。それがパッケージド・ツアーである。気楽だとよくいうけれど、それは自分に責任がなくて何が起きても自分が悪くないという安心感があるのだ。その究極がツアー会社が作る「ミステリー・ツアー」か。これは全く自分に責任がないという誤解を作りやすいもの。そういえば私は自分で車を運転していると時としてパニックに陥ることがあり、傍にいるものに嫌な思いをさせることが良くあった。考えてみると車を運転しなくなってからそうしたパッケージド・ツアーに参加するようになったわけであり、それは連れあいにとってはとても良い状況なのかも知れない。
 しかし、彼岸花くらいは自分で電車に乗って行けば良いんじゃないの。ってんで調べまくっていたらなんと2時間もこんなことをしている。そんな暇があったら課題をこなせ、てなものだろうが、たまには連れあい孝行もせなならん。