ほぼ足りてまだ欲 その先

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就任演説

 今頃になっていろいろなことが聞こえてきて、がっかりすることがどんどん出てきちゃうJohn Fitzgerald Kennedyではあるが、私くらいの世代の日本人青少年にとっては当時は憧れの的だった。この小さな惑星に住む人は皆一緒だといって平和部隊を構成したことなんかは青少年を実にたっぷりと魅了した。
 現実にそんな平和部隊出身者にも接した経験がある。就職してからしばらく経って知り合った社内にいた嘱託の米国人女性の武蔵境の家に招かれていって見ると、彼女の家は典型的な日本家屋で(なにしろぽっとんだった)、旦那さんと娘によって今日された夕飯は韓国料理だった。なぜ?と驚くと、彼らは二人とも平和部隊で韓国に駐在して知り合ったというのである。
 私は高校一年の秋、つまりJFKが暗殺されるちょうど一年前に開かれた私にとって初めての高校の文化祭でなんとこのJFKの就任演説をそらんじて再現した。今から考えるとなんと大胆なことかと汗顔の至り(最近誰かがこの言葉を使っていたなぁ)であるが、もうそんなものはとっくに忘れていた・・・とここまではこのブログのどこかで書いた。
 ところが今日、ラジオでかかっていたAlbert Hammondの「落ち葉のコンチェルト」の歌詞を捜していて(どういうこと・・?)偶然彼の就任演説のフル・コンテンツとテキストをアップしておられる方のサイト(こちら)を発見。今読んでみると一発で意味が掴めないのが情けない。力は時間と共にどんどん低下する、ということを証明しているようなものであった。