ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 父方の実家の、今はほとんど付き合いのない従兄弟が私の実家に私を訪ねてくる。いやいや久しぶりだと云っている。子どもが最近近くの子どもを遊ばせてくれる施設に行っているんだけれど、どうもそこが宗教絡みだったそうで、じわじわと取り込まれつつあり、資産を狙われていて困っているというのだ。
 そこで何人かで行ってみようじゃないかという話になって車で出かけると、そこはあたかもカリフォルニアのテーマパークのようである。従兄弟の子どもたちは既に慣れ親しんでいるようで(どこから従兄弟は子どもを連れてきていたのか分からない)、なんと流暢な英語で話しているのだ。私は車のトランクから古い革のスーツケースをとりだし、それを開けると中にはぎっしり子どもの本が詰まっている(どうも全部英語で書かれている)。しかし、そのテーマパークでは外からの本を持ち込んではいけないことになっているらしく、通りかかる人がその中には何が入っているのかと詰問調で訊ねる。中で読んで良いのはその宗教団体が発行している本だけのようである。つまり言論の自由が封じられているということか。
 こりゃどうも雰囲気悪いなぁと早々に退散することにして重たい鞄を駐車場まで持っていく。すると連れあいとその友達が車からどこかに行こうとしているので、大声で名前を呼ぶ。「どこいってたのぉ〜?」といわれながらとにかく退散だという。
 車に乗り込んでエンジンを掛けると、なぜか運転している私の前によれた浴衣を着たおじさんが乗っている。大体運転している私の前になんで座席があるんだ。駐車場から出て通路を行こうとすると右足が左足に引っかかってアクセルが踏めない。あれ!?と焦り、右足を抜こうとするんだけれど、抜けない。通路が若干坂道になっているのを感じる。後ろに下がるとぶつかる。足が抜けないぞ!
 眼が覚めた。