ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

帆船

 何時の話だったか、もう忘れてしまったけれどドイツの新造の貨物船にパラセイルのような帆を備えたものができたと報じられた。現代の貨物船に風力を利用した推進補助を採用したシステムは何もこれが最初ではない。このパラセイル型は風が後ろから吹いてこないと利用はできない。しかも、船の速度以上の風が吹いていないと意味がない。今から20年以上前の日本は今以上の代替えエネルギー利用についての技術開発が盛んに行われていた。当時、様々な風力利用船型の開発がされていた。多くの利点が解明され、当時NHKがその科学性を分析した番組まで制作したという記憶がある。あのシステムはなぜ今再利用されないのかとても疑問だ。なにか技術的問題があったのだろうか。あり得ると云えば多分イニシャル・コストの問題なのだろうか。だとしたら環境問題を語られているにもかかわらず産業界はやっぱり投機的原油の高騰は、ある条件が来ればそれが解消され、その時には環境問題よりはやっぱりコストだろうと思っていると云うことではないだろうか。