ほぼ足りてまだ欲 その先

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メアリー・スチュアート

 毎度テレビの話ばかりで恐縮なのだけれど、昨日の午後4時からNHK BS-hiで『ハイビジョン特集 - 城 王たちの物語“悲劇の女王メアリー・スチュアート”』という番組が2時間構成であった。新聞のラジオ・テレビ欄を見ていたら(なにしろNHK BS-hiや民放各局のBSの番組表は新聞では大したスペースを割いていない)ただ「エジンバラ城」と書いてあるだけである。昨年運良くエジンバラ城には足を踏み入れることが出来たけれども、たったの2時間ほどを、それも真っ白な霧の中での訪問だったものだから、きちんと全体像を詳細に見ることが出来るチャンスだと思って眠い目をこすりこすり見ていた。
 ところがこの番組の内容はロンドンに住んでいる20代とおぼしき女性が自分の出身地であるスコットランドインヴァネスへ、つまり帰省して、両親やおばあさんに会って、自分の家系を遡り、悲劇のスコットランド女王、Merie Stuartの生涯をたどるという実にコアーな、スコットランド・マニアあるいはスコットランド・ファンが喜びそうな番組である。それにしても新聞の番組タイトルは全く番組の中身を表していない。勿論番組は始めから終わりまで会話はスコッティシュ訛りの英語で語られるわけで日本語テロップが表示される。私はてっきりBBCが制作した教養番組、あるいは学生向け歴史番組なのかと思った。ところが実際はNHK(グループ制作プロダクションが作ったんだろうけれど)の制作で、「城 王たちの物語」というシリーズで放映されている純粋のNHK自主制作ものなのである。エジンバラのお城を上空からヘリで俯瞰撮影をしたり、実にお金のかかった番組だ。4日(金)は「女王イサベル 終の楽園〜アルハンブラ宮殿」だそうだ。