ほぼ足りてまだ欲 その先

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オレンジ通り

 世の中には同じ名前が付いた商店街なんてものはいくらもあって、○○銀座なんてものは全国あまねく存在している。中には○○銀座が二本連なっているなんて街すらある。如何に東京の銀座通りが全国的に知られているかと言うことの証明なんだろう。
 浅草にはオレンジ通りという名前の通りがある。昔は確か区役所通りと呼ばれていたというかすかな記憶がある。それにはちゃんとした理由がある。浅草区役所があったからだ(入谷区と浅草区が合併して台東区ができた)。その区役所はその後公会堂となったのだけれども、今ある公会堂に建て直したのは1977年のことで今年で30年以上経つ。その時に区役所通りと呼ばれていた商店街を正式にオレンジ通りとした。そしてその後に歩道の上に連なっていた屋根を取り払い、電信柱を撤去して地中に埋めたから随分すっきりした。私にとってすっきりしないのはこの「オレンジ」という名前がどこから来たのかと言うことである。どうも発想ができない。この商店街のウェブサイトを見てもその点については語られていない。どこか古くからの商店の方にお伺いしないと分からないのだろう。それにしてもこの商店街は次から次にお店が代替わりする。お肉屋さんもなくなった、オモチャ屋さんもなくなった、パチンコ屋は回転寿司になった、洋服屋さんが居酒屋になった。しかし、このお店がどんどん代替わりするということはその通りが多くの商売を考える人にとって魅力があるということであって、家主はどんどんそのニーズに応えて欲しい。そうしないと商店街に穴が空く。
 検索してみると「オレンジ通り」という名前がいくつか全国に存在するようだ。北は稚内三重県名張市、福岡・西新、そして大阪西区にもある。大阪の場合元々「立花」という名前だったからそこから「橘」そして「みかん」と発想して、オレンジに到達したんだとウェブ上でも説明されている。
 はて、その他のオレンジ通りはどういう発想で名付けられたのだろうか。