ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

カウラの大脱走

 日本テレビ制作ドラマ「カウラ捕虜収容所からの大脱走」(仮題、7月8日放送予定)
 いつまで経っても「日本人のほとんどが知らない」という前ぶりがつく。1944年8月にNew South Wales州、カウラにあった枢軸国捕虜収容所から日本人捕虜が一斉に脱走を決行。545人のうち231人が死亡。監視の豪州兵も(確か)4名が死亡。彼らは現在カウラの墓地に葬られており、地元のオーストラリア人がこれを守っている。周囲には八重桜が植樹されていて春が来ると花をつける。
 この事件に関しては日本でも豪州でも何冊も出版されているが、なにしろ日本国内ではほとんど関心を引かない。この事件を、おじさんがこの事件の生き残りで1980年に現地に同行したという中園ミホが脚本化し、山崎努加藤あい大泉洋、そして小泉孝太郎等が出演してドラマ化されるのだという(毎日新聞 2008年5月9日 東京夕刊)。小泉が出演するというのがどうにも我慢がならないのだけれど、このドラマはどんな切り口を見せてくれるのか興味津々だが、ただただ通り一遍のものでないことを願うのみだ。
 時あたかも、今年は豪州でもカウラの脱走事件を部隊とした映画「Broken Sun」が作られ公開されている。
オフィシャル・サイト → http://www.brokensunfilm.com/