ほぼ足りてまだ欲 その先

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地域を代表する企業

 なんだかんだいわれながらも、あまたの反対運動にもめげず、静岡の牧ノ原台地を大規模に崩しながら静岡空港(正式名称:富士山静岡空港)建設は進んでいる。なにしろ来年春の開港予定だったはずだ。ニュースを見ていたら鈴与が航空会社まで設立したんだという。

鈴与が全額出資で設立したリージョナル航空会社「フジドリームエアラインズ」(静岡市葵区)は25日、静岡空港から小松(石川県)に1日2便、鹿児島・熊本に同各1便を就航させる運航計画を発表した。開港4カ月後の2009年7月からの運航を目指しており、10年度には富山・新潟にも新路線を開設したい考え。(毎日新聞 2008年7月26日 地方版)

 日本航空も、全日空も乗り入れを決めているんだそうだ。しかし、羽田、中部国際の狭間の利用者のためということに限定されるわけでどう考えてもそんなに効率的ではなさそう。
上記毎日新聞記事にはこんなことも書いてある。

 3空港のうち小松と熊本については静岡との県間移動者数が年間それぞれ30万人、13万人と多いことを重視。特にホンダやヤマハ発動機の工場がある熊本にはビジネス需要も見込み、初年度中にも朝便を増便させたい考えだ。一方、鹿児島は同8万人と少ないが、養鰻(ようまん)やカツオ節、茶など産業に共通点が多いことが決め手

 なんだ産業界のための飛行場という感じ。総事業費、約1,900億円。それにしても「富士山静岡空港」という名前を聞くとなんだか富士山にあって、離着陸が怖そうな印象があるなぁ。実際には富士山からは相当離れている。
静岡、というよりも清水を起点に始まった鈴与はとうとう航空会社まで運営することになったんだ。あそこの社長はたしか、代々「鈴木与平」と名乗っているんだったなぁ。