ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

本気?冗談?

 北京オリンピックの柔道で金メダルを取った石井慧の喋る言葉が面白い、とマスコミが囃したてる。彼は調子に乗って軽々しい言葉で対応する、らしい。その彼がオリンピック入賞者を皇居に招いてのお茶会に出かけていったことはテレビで随分見た。マスコミ、テレビは彼に何かをいわせたくてうずうずしていたことだろう。そして彼はいった。天皇陛下に「常に大和魂を持って、天皇陛下のために戦いました」といったんだと。
 これを聞いて視聴者はどう思ったのだろう。私は思わず身震いをした。21歳の学生が「天皇陛下のために戦った」といったのである。彼は常にこう教育されてきたということなのだろうか。それとも関西出身の若者らしく、「受け」を狙ったということなのか。それが受けるのだとしたら。天皇はそれを聞いてどう思ったのだろうか、どう反応したのだろうか。彼によると「陛下は笑っておられました。天皇陛下とお会いするのは嬉しいし、幸せでした」ということだ。
 この「笑い」は何を意味するのだろう。