1945年10月16日付のシドニー・モーニング・ヘラルド紙によると1939年12月に横浜市長からノース・シドニー市に対して80本の桃と桜の木が、両市の友好と両国の友好を願って送られ、セント・レナード公園に植えられていたのだそうだ。
返礼としてノース・シドニー市からも典型的な豪州の木が送られたのだそうだ。いったいどんな木だったのだろうか。ジャカランダとか、バンクシアだったんだろうか。
しかし、実はこの年の検疫所の継続検査の時に枯れているのが発見されたという記事だ。いや、枯れているとだけ書いたのでは間違っているかも知れない。ここで使われている単語はなんと「destroy」なのだ。
記事は最後に「この国の零落と時を同じくするかのようだ」と書いている。
