ほぼ足りてまだ欲 その先

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その後のその男

 田母神が日本外国特派員協会で講演したんだそうだ。NHKのニュースでやっていた。実は私は彼が喋っているのを初めて聞いた。ルックスもそうだったけれど、随分軽率そうなしゃべり方をする人だというのが私の第一印象だった。人を類型化するのはとても危険で、間違うことが多いという人もいるかも知れないけれど、まぁこの際「直感」としてお許し頂くとすると、頑迷タイプに良くいる雰囲気を醸し出している人だった。「私は5-6年前からどこに行ってもこうした話をしてきていたわけで・・」と云っていた。ということはつまり、こういう人間だと云うことを十分に知っていた、わかっていたにもかかわらず、彼を航空幕僚長に任命していたわけで、彼に云わせれば“ずっと変わらない自分を勝手にそういう立場に置いておいてそれではダメなのだというのはそっちが悪いのだ”ということになるのではないだろうか。防衛庁(省昇格なんていうのは犯罪者守屋がやったといわれているくらいで、止めるべきだ)関係者が間違っていたということで、ひいては自公連合政権の責任でもある、ということであったというのがどう見ても正しい判断だろう。石破くん、君が責任者だったんじゃないのか?
 「白人国家の侵略行為はそっちのけだ」という田母神の事実認識は全く正しい。米国のイラク侵略を糾弾すべきだ。しかし、それとこっちの行動を正当化するのは一致しない。
 今でこそこうして様々なところでの彼の発言が取り上げられるがしばらく経つと「桜チャンネル」が主戦場になるのだろうか。

自らの更迭について「日本の国はいい国だったと言ったら日本政府は『何をバカなことをいっているんだ、日本の国はろくな国じゃなかったんだ、おまえはクビだ』ということになった」と述べた。(産経ニュース2008.12.1 21:03)

 ところで毎日新聞はこんなことを書いている。

同省(防衛省)は田母神氏の活動日程や発言をつかもうと躍起だが「退職で民間人になっており、手の打ちようがない」(幹部)。(2008年11月29日 20時19分(最終更新 11月29日 22時42分)

 こういう活動がおおっぴらにできるように防衛省が手配したんだったら素晴らしい作戦だとその筋では評価が高くなるだろうなぁ。