ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

国民が支える

 労働者派遣法が小泉ー竹中・新自由主義キャビネットによって大企業のいいなりのまま変えられて、気がついてみたらあっという間に非正規労働者がこれら企業と、その取引先となって雨後の竹の子のように増えた派遣元企業を潤してきた。派遣先企業の大半はいつまでも非正規労働者を正規労働者にしない工夫を巡らし、労働者から搾取したものを含めて内部留保を抱えていながら、彼らを放り出した。そのために、この日のために自民党を揺さぶってここまで労働者派遣法を作り直してきたのだ。
 で、あっという間に大量な失業者を生み出した。様々な人たちが彼らの周りにいて支援の手を出している。自治体も工夫をする。支援団体は彼らに生活保護申請を促す。そうして国や自治体から、あるいは国民のひとりひとりからの支援が差し出される。
 企業は内部留保をそのままにしている。ということは本来的に内部留保を抱えたままの企業を支えるために国も自治体も国民もが動いている、ということになるのではないのか。つまり、麻生太郎舛添要一が年末の衆議院の委員会で共産党の志位に「個々の企業については言及できないが・・」といっていたトヨタ車体やらキャノン大分やらのために公的・私的資金を費やしていることになるのではないのか。