ほぼ足りてまだ欲 その先

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晶文社のヴァラエティ・ブック

 著名なブログを読んでいたら「ヴァラエティ・ブック」という表現が出てきて、これは一体いかなるもののことなるやと安易な近頃の私の手段を用いて(ただ単にググるというだけのことだ)みると、晶文社が1970年代に出版していた植草甚一小林信彦なんかの一連の本のことらしい。私にとっては「話の特集」を彷彿とする「雰囲気(そういえば最近この言葉に出会わなくなったなぁ・・曖昧だから?)」を備えている、ちょっと凝った、お洒落を振りまいた・・・なんというかなぁ、そうそう、中央線沿線の雰囲気(どんな雰囲気か説明ができない)というか、井の頭線といったら良いのか、そんな一連の本といったらよいのだろうか。
 当時だって本屋で手にしてみたかったのだけれど、物理的に難しかった時期もあったり、それが解決した後も、なんだか自分にはこれに手を出す前に、手にしなくてはならない書籍があったような気がしていた、といったらいいのかも知れない。潤沢に本につぎ込んで良い元手があったらそうではなかっただろうけれど。
 植草甚一に関してはその後晶文社がどぉ〜んと復刊したのでグンと近づいたような気がするのだけれど、それでも昔のトラウマが頭の片隅に巣を作っているらしくて、手にはするのだけれど、勘定場に持っていくまでに至らないでいる。


追記:0901131038:オシレーターさんがこの書き込みを拾ってくださったようで、深謝。