ほぼ足りてまだ欲 その先

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ヒラリー・クリントン

 先日テレビを見ていたら(ドンだけテレビを見ているんだろうか)、ヒラリー・クリントンがたくさん人が並んで座っている中で質問に答えている場面が出てきた。
 バラック・オバマが次期キャビネットのメンバーとして彼女を国務長官に抜擢するという話だったけれど、その適性について米国上院の外交委員会(委員長はあのJohn Kerry!)が公聴会を開いた、というニュースだったのだ。

 この時に問題になったのは夫であり、元大統領のビル・クリントンが主宰するWilliam J. Clinton Foundationが受け取っている寄付金の出所だ。
 昨年の4月に「サイトでチベット暴動の容疑者についての情報提供を呼び掛けた中国インターネット大手アリババから献金を受けている」と報道されてそれが問題視されてもいた。
 国務長官への指名があってから資産公開が要求されてわかったのが下記。

クリントン財団」への寄付金の総額は4億9200万ドル。外国政府ではサウジが最も大口で「1000万ドルから2500万ドル」の献金者に含まれていた。このほかノルウェーカタールブルネイ、イタリアなどの各国政府や、オーストラリアなどの政府関連機関も高額の寄付をしていた。(2008/12/19 14:11共同)

 旦那の団体に寄付金を拠出している国を相手に正面から交渉ができるだろうかという点については大いに疑問が残るんじゃないだろうか。確かに憂慮すべき点であると私も思う。ならばクリントン財団は外国政府からの寄付金を返却できるだろうか。

 結局外交委員会は16-1の大差でヒラリー・クリントン国務長官就任を承認したのだそうだ。実際には上院で承認を得なくては正式にはならないのだそうで、それはオバマの就任式後に開かれるのだそうだ。
 唯一反対したのはその寄付金について質問をしたルイジアナ州選出の共和党のデービッド・ビッター上院議員だそうである。