ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

NYのUS Airways事故

 どうやら離陸時に鳥がエンジンに当たって出力がでなかったようだ。ラ・ガーディアの滑走路近辺には鴨が多いといわれているようだ。パイロットは非常に冷静に飛行機を回航してハドソン・リバーに不時着水して全員が無事だと伝えられている。ロイターやAPで配信された写真を見ると充分に準備された着水ができたようで、水面に浮かぶ飛行機は大きなダメージを受けていないように見える。
 こちらの写真を見ると主翼の上に既に外に出た乗客が乗っているのが見える。Reutersの記事を見ると水面に着水して全くダメージを受けていないのは驚異的だと書いている。
 ニュースで聞く話では、乗務員の指示で乗客は安全な姿勢を保って準備したようだし、非常口では男性の乗客が扉の取っ手に手を掛けて準備をし、着水と同時に扉が開いてすぐにライフラフトに乗り移っていったと証言した。155人の乗員乗客が誰ひとりとして死亡しなかったのは奇跡的ではなかったか。
 これで想い出したのは米国の国内便は非常口のあたりの席には若い男性が集中して席が配分されているということ。昨年の6月に5回ほど国内便に搭乗した。その度に飛行機がタクシーイングに入るとキャビンアテンダントがやってきて、「ここの席にお座りのお客さんはemergencyの時にはご協力いただきますがよろしいですね?」「イエェ〜ス!」「皆さん英語は大丈夫ですね?」「イエェ〜ス!」というやりとりが確実に行われる。「ノ〜!」というお客がいると、本当に「イエェ〜ス!」というお客と席を替わるのだ。昨年はそのたった5回の経験の中で一度だけ「ノ〜!」というお客がひとりいて、他の人と席を替わるのを見た。
 あれは冗談じゃなかったんだなぁと(当たり前だろ・・)つくづく思った。
 一昨日、羽田から次々に離陸する飛行機の姿を彼方に見ながら、そういえば最近は飛行機が落ちるという事故はさほど聞かなくなったなぁと思っていたところだった。