ほぼ足りてまだ欲 その先

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まだやってんだ、そんなこと!

 沖縄の泡瀬干潟の埋め立て工事なんて、本気になってやっているんだと驚いた。「那覇地裁は昨年11月、泡瀬干潟公金支出差し止め訴訟で、県と沖縄市に将来の支出差し止めを命じ、県と市は控訴(2009年1月15日16時25分 読売新聞)」しているんだそうだけれど、そんなことはお構いなしで、浚渫土をぶちまけている。
 1984年に起工した新港地区埋立事業で浚渫する土砂を捨てる場所を確保するためにたてられたといっても過言ではない、1986年に立てられた埋立構想だというのだから、話にならない。テレビのニュースで内閣府沖縄総合事務局の官僚が出てきて、県と市が控訴したということは、県と市はこの計画に賛成という立場をとっているんだと解釈している、というすっとぼけたコメントを鉄面皮にも開陳。しかも今回の工事については控訴中の県・市が実施するんじゃなくて「国」がやっているんだから関係がないのだそうだ。呆れかえってものがいえない。行政は司法がどんな判断をしようが、そんなの関係ねぇ!っていうことなのか。
 こうした時代錯誤案件を650億円使って垂れ流す姿勢はもういい加減にしたらいいとつくづく思う。それだけの費用があるんだったら、その美しい海そのものを売り込む街作りを真剣に考えた方がなんぼか意味がありそうだ。いつまで経ってもこんなことをやっていくことが国益だと思うんだねぇ、官僚ってものは。