ほぼ足りてまだ欲 その先

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名古屋市議会

 今朝のテレビを見ていたら河村たかし新名古屋市長の初議会の様子が映っていた。彼が登壇すると間髪を入れず「日本語でやれよ!」というヤジが飛んだ。
 こんなレベルの意識の低さが日本の地方議会の現実だということだとなんだか情けなくて悲しくなる。
 河村がやってきていることの中にはひょっとすると自己顕示欲から発するものがあるのかも知れないけれど、日頃の彼の行動、今回の選挙での公約の提示を見ているとその主張の中には名古屋という政令指定都市をどうにか市民を考える密着した行政にしていこうという姿を見て取ることができようというところだ。
 地元の市議会で地元の言葉を使うことに一体何のとまどいがいるというのか。この経済状況下において、特に名古屋という非常に特化した個性を持っている行政を考えて真剣に考えるのであれば、歳出を如何に抑えていくのか、真剣に見直すことが必要なのはどんな市民が考えても明らかだ。
 この議会のあとでの自民党と覚しき議員(多分、伊神邦彦副議長?)の記者会見も続けて報じられていたけれど、その議員の態度そのものがふんぞり返ったはなはだ意識の低い価値観に囚われた低次元な姿だった。
 私には名古屋の市議会についてどうこうする立場にはいないけれど、政令指定都市である名古屋ですらこんな程度なんだから、日本の各地方議会の状況が推して知るべしであるんだろうと類推するのは致し方がないだろう。
 名古屋市議会議員はこちらのサイトで見ると75名もいて、第1党は議員26名の民主党自民党は23名。公明14名、共産8名、市民ネット1名、社民党ローカルパーティー1名、新会派気魄1名、民主党クラブ1名という布陣。もっともその民主党河村たかしの間ははなはだ微妙。
 民主党議員の81%はHPで発信しているけれど、自民党議員でそれをやっているのはどうも15%に過ぎないという極端に対照的な状況にあるのだけれど、これは何を意味するのだろうか。それくらい市民に密着しているんだ、なんて説明をするんだろうなぁ、きっと。尤も、問題はその中身だけれどね。殆どの議員があんまり後進している様子が見られない。持っていりゃいいってことじゃないといえるけれど。