ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

参議院予算委員会 090521

 谷内(やち)正太郎政府代表が出席。民主党・峰崎が昨日に引き続き、質問。谷地政府代表は「3.5島返還でもいいのではないか」という発言をしたおぼえはないと否定。この考えはロシア側から出たという雰囲気の答弁が政府からなされるが、麻生はこれを肯定せず、経済案件について長々と語り、時間切れに持ち込む。
 田中康夫の質問は面白かった。「なんちゃって小泉・竹中へなちょこ偽装改革」という彼のいつもの言葉が予算委員会に響いたのは痛快。
 公明党山口那津男の質問はひとつひとつの項目としては懸案の項目を網羅していて公明党支持者には訴えるものだったといっても良いか。ただし、どこまでも追求するわけはなく「ハイ、わかりました」で終わる。さすがに与党。
 日本共産党の仁比聡平が東芝パナソニックの労働案件について質問。舛添も麻生も「個別の案件については言及しない」といういつもの前振りで相手にしない。法律通りに活動をする企業ばかりだったらなんの問題もない。野放図というのはこういう姿をいう。雇用調整助成金なんて新しい政策でもなんでもないし、実際は運転資金の一部にしかならず、労働者個人にとってはなんの役にも立たない。
 改革クラブの荒井宏幸は民主党の財源論を取り上げ、予算委員会と全く関係のない話で自民党の拍手を浴びる。ばっかじゃなかろか。

国立メディア芸術総合センター

 サブカルに国立の施設を作ってなんになる?サブカルサブカルであって、国がそんな建物建てて一体何が起きるというのか。何でもかんでも国の税金で金をつけて建設会社に美味しいおやつを与え続けるのは一体何のためか。どうせ彼らの前提通りに人が入るわけがない。サブカルというのはメイン・ストリームにあってはなんの意味もなさないのだ。あの青木保文化庁長官なんぞになってこんなことに「よろしいのではないか」だなんて答弁しているのを見ると、なんとも情けない。
 この業界に必要なのは、末端の作業者から労働搾取することによってのみ成り立っている業界がどうしたらより文化的な労働環境の中で成立することができるかを議論するべきだろうと確信する。