都議会

　東京都議会は「新銀行東京の経営問題や、築地市場移転の再検討に関する特別委員会の新設などについて、第一党の民主党と与党の自民党が対立（2009年8月10日 読売新聞東京23区版）」していたがとうとう決着せず、昨日の都議会の臨時本会議は流会となってしまったという。

第1党になった民主の大沢昇幹事長は流会について、「原因のすべては、新銀行東京などの特別委員会設置に自民が最後まで抵抗したこと」と自民を批判
自民の川井重勇幹事長は談話で、「民主は一切の調整を行わず、第１党としての責任はおろか、役割も果たさなかった」と流会の原因は民主にあると指摘
公明党の中嶋義雄幹事長は記者会見で「これまでは第１党が調整して収めてきた」と主張
共産党の吉田信夫幹事長は、「自民、公明両党が、具体的な協議に一切応じなかった」（2009年8月11日 読売新聞東京23区版）

自・公の主張は

自民は「特別委でなく、常任委員会での審議から始めるべきだ」と反発（毎日新聞　2009年8月10日　22時41分）

　ということで特別審議する必要はないという主張だと云うのだ。
　そりゃもちろん両党は石原知事の手先なんだから、当然「築地」「新銀行東京」についてはこれまでのごまかしをそのままにして都民の目からそらし続けてオリンピックの結論が出る10月まで引っ張りたいのだろうけれど、そうはいかない、というのが今回の都議会議員選挙での都民の意思だと云う受け取り方ができないというおとぼけ意地を張り続けるつもりか。