ほぼ足りてまだ欲 その先

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鈴木宗男

 衆議院外務委員会の委員長に鈴木宗男がなった。外務省に対してあれだけ質問をばかばか投げつけていた「疑惑の総合商社鈴木宗男が委員長になるにあたって自民・公明・共産が異を唱えた。通例本会議で「ぎちょぉ〜〜!」動議で議長一括指名として来た委員長人事で、自民党から鈴木宗男については採決を取れと要求されてたけれど、そりゃもちろん過半数を占めている民主党の数の力で決定した。
 しかしながら彼は受託収賄罪で裁判審理中である。
 東京高裁(池田修裁判長)は昨年の2月26日に、東京地裁の判決懲役2年、追徴金1100万円の実刑を支持して鈴木議員の控訴を棄却する判決を下しており、鈴木宗男最高裁に上告した。
 彼は質問書をバンバン出していると書いたけれど、今年の5月12日には最高裁判事の人選について質問書を出している。地裁、高等裁判所の判事に法曹資格を持っていないものがいるのか。そしてあたかも最高裁の判事に法曹資格を持っていないもので、しかも元行政官だったものが就任するのは一種の天下りだし、「司法の水準向上、裁判の適正な執行等に鑑みて適切であるか。政府の見解如何」と聞いている。尤も当然、当時の自民党総裁である麻生君の答弁はまったく木で鼻をくくったものだ。
 最高裁で有罪判決が確定してしまったら彼は議員の職も失うし、当然外務委員長なんてやれるわきゃないんだけれどね。そのときはどんな騒ぎが起きるのだろうか。楽しみだ。
 ちなみに彼は本年2月9日に最高裁判事の国民審査について非常に基本的な質問書を出している。