京橋に用事ができて昼頃出掛ける。ブックセンターに久しぶりに入ってみると棚がとても大きくがらっと変わっていて面食らう。雑誌はとりあえず「at plus」の第2号。特集「21世紀の市民社会」で見田宗介が大澤真幸と語っている。田中秀臣のreviewが興味深い。
よせばいいのに、ちょっとかぶれかかっているので、講談社現代新書の「ハプスブルグ家」江村洋に手を出す。やっぱり「The ハプスブルグ」をやっているから表に持ち出してきているんだろう。まんまとはまる。
保阪正康が京極夏彦と対談をしたことがあるという話から角川文庫の「対談集 妖怪大談義」に手を出す。保阪が京極の本を随分読んでいることを知る。
洋泉社MC新書の田口建三の「批判的主体の形成(増補改訂版)」を手に取る。田川が1970年に書いたものも改訂であるというが、あらかた筆を入れたもののあるのだそうだ。田川は東大・宗教学のドクター。1965年から国際基督教大学の助手を務めるも1970年に「不当解雇された」(p.311)そうである。
- 作者: 江村洋
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/08/10
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- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/06/25
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- 作者: 田川建三
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/11/06
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京橋から有楽町の無印良品の眼鏡売り場に。ここで買った近眼鏡の右の弦のねじが締まらない。やっぱりここで買った老眼鏡のねじが落ちて弦が外れた。二つの修理をお願いして、その間にお店を見て歩く。隣のBic Cameraにいってデジカメを冷やかす。帰ってくるともうきちんとできていて、しかも無料だというのにはびっくりしてしまった。思わず嬉しくて取り乱す。店員さんの青年の対応がとても丁寧。
彼の客あしらいを銀座松屋7FのBOSEのショー・ルームのお兄さんも教わってくれればいいのに。ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォーンというものを初めて試した。デモで流される動画はDian Krallのパリのライブの演奏で嬉しい。そのデモと同時に飛行機の騒音を流している。それがこのヘッドフォンを耳に当てると、なんとぴったりと止まるのだ。ぴったり止まるのだけれど、なんだか無音室にいるような息苦しさではなくて耳苦しさを感じるのは私だけなんだろうか。
タイプが二つあって新しい方が耳をホールドする部分が大きいから体積はケースに入れても大きい。この二つの比較を写真にしたいといったら、「どうぞカタログをお持ちください」といわれてしまった。今更このデザインを盗用する奴もいないだろうと思うけれど、なんでも偽物大得意のデザイナーにかかってはすぐに再生されてしまうんだろう。飛行機の中のエンターテインメントをお仕着せのどうしようもないヘッドセットで聴いても少しも良く聞こえない。これを使うと綺麗に聞こえるものだろうか。ジャックの形状が一体何種類あるのだろうか。
アップル・ショップに行ってiPodのバッテリー交換について話を聞こうとしたら実物を持ってジーニアスバーのアポイントメントを取って、といわれる。京橋まで歩いて地下鉄で帰る。