いつもの日曜日と比べると珍しいことに午前中は殆どテレビを見なかった。ちょろっと田原総一郎が岡田克也にしているインタビューを聴いたけれど、随分と民主党内閣に対する田原の態度は変わったものだ。
民主党にマニフェストに拘泥するなといっている人たちがいるけれど、それはおかしいと思う。「やるんだ」といったんだからやろうよ。大体これまでの自民党政権が選挙が終わったらそんなのしらねぇよという政治を平気でやってきたことが間違っているんだよ。それだのに、なんでそんなことをいおうとするのか、これは全く許し難い話だと思う。
午後になってから結構な時間を受像器の前で過ごした。先輩からお預かりしたジャズのビデオと志ん朝さんの落語を楽しんでからテレビをNHK-BS(え〜っと、どっちだったか忘れたけれど)で、熊本で毎年開かれている「Country Gold」の中継を楽しく見た。日本人の感性ってのは凄いなぁと思うのは返す刀でこうしてカントリーからブルー・グラスなんてものまでこなしてしまうし、グループで揃いの衣装をびっちり決めてカントリー・ダンスなんてものまで決め込むことができるのが凄い。そうそう、考えてみれば日本には阿波踊りとか、揃いの半纏で御輿を担ぐ、なんて習慣が結構昔からあるわけだから、別に驚くに値しないわけだ。
そりゃ日本の実情を知らない米国人がこのイベントにやってきたら、驚くに決まっている。みんなでテンガロン・ハットを被ってやっているなんて思いもしないだろう。ラジオでカントリーがかかるわけでもなく、辛うじて好事家が集まってやっているライブ・ハウスくらいしか、こんな人たちを見るチャンスもないわけで、それがこんなにたくさん集まってくるんだから。
日本人だって、米国に行ったら白人が集まって小節ころころ転がして演歌唄っているところに遭遇したらそりゃぁ驚くものなぁ。