近所の図書館が廃棄本を超安価で分けている。昔はただだったんだけれど、今は単行本一冊50円、その他一冊10円でそのあがりを社協に寄付。
昨年までは1950年代の貴重な本が出たりしたのだけれど、今日は完全にだめだった。もうあの時代の本は出し切ったんだろうか。ここ2-3年の間は大層面白い本を見つけたものなんだけれど、今日のは全然面白くなかったなぁ。凄くがっかりだ。
- 雑誌「すばる」2008年7月号:鶴見俊輔の名前を見たのでもちろん確保。そうしたらブラジル移民百年特集があって、なんだか儲けた気持ち。
- 雑誌「別冊太陽」昭和十年−二十年子どもの昭和史:開くとすぐに巻頭の言葉のように鶴見俊輔が書いている。
- 「多文化主義・多言語主義の現在」西川長大、渡辺公三、ガバン・マコーマック=編 人文書院 1997:ちょっと危惧して持ち帰ったら、案の定、うちにもあった。
- 「メディアは知識人をどう使ったか ー 戦後「論壇」の出発」大井浩一著 勁草書房 2004
- 「アイルランドのパブから 声の文化の現在」栩木伸明著 NHK BOOKS 1998:昨年前半のレクチャー以来、この辺に興味は募るばかりである。
- 「アイルランド 味見 ききみみ」貝谷郁子 東京書籍 1997:中身を見ないで手にしてしまったけれど、ウェブ上でも読めるようなこんな本を出版していられた時代があったんだよなぁとあとあとみんなの話題になりそうなものだったな。
- 「ユダヤ人の歴史」シーセル・ロス著 長谷川真・安積鋭二訳 みすず書房 1966初版 1997新装初版:古い活字なれど殆ど開けられていなかった様子。なんたって「みすず」だからとりあえず確保。みすずが廃棄本で出るのは珍しいのだ。
- 「知の再発見双書61 フリーメーソン」リュック・ヌフォンテーヌ著 吉村正和監修 創元社 1996
- 「明日の日本への贈り物 91歳の医学界のリーダーと平和活動家が語る」日野原重明・相馬雪香座談 毎日新聞社 2003:一瞬目が通り過ぎたのだけれど、えっ!?と戻る。このメンバーの座談なら読みたい。
- 「日本文化の現在」森毅・鶴見俊輔座談 潮出版社 1993:1992の雑誌「潮」に掲載された座談の再掲もの。折角このメンバーの座談なんだからフルバージョンで全編読みたいものだ。鶴見俊輔1922年生まれ。森毅1928年生まれ。
- 「異文化コミュニケーション・ハンドブック 基礎知識から応用・実践まで」石井敏、久米昭元、遠山淳、平井一弘、松本茂、御堂岡潔編 有斐閣選書 1997
- 「ひとりでもやる、ひとりでもやめる 「良心的軍事拒否国家」日本・市民の選択」小田実 筑摩書房 2000:遅まきながら小田をもう一度噛みしめておきたいと思っている。果たして自分の時間内に収まるかどうか自信はないけれど。
- 「地球の歩き方 ボストン&ニューイングランド ‘04-‘05」こんな4-5年も昔のガイドブックが役に立つのかどうか知らないけれど、行ったことのない地域を想像するのは面白かろうかと。
新書
- 「ハワイ」山中速人著 岩波新書赤291 1993
- 「暮らしの中の太平洋戦争 欲シガリマセン勝ツマデハ」山中恒著 岩波新書赤78 1989
- 「ヨーロッパの超特急」エリック・シノッティ/ジャン=バティスト・トレブル著 湧口清隆訳 白水社「文庫クセジュ845」2001
- 「象徴天皇制の起源 アメリカの心理戦「日本計画」加藤哲郎著 平凡社新書281 2005
- 「戦後政治史 新版」石川真澄著 岩波新書赤904 2004
- 「プラハを歩く」田中充子著 岩波新書赤737 2001
- 「銀座物語 煉瓦街を探訪する」野口孝一著 中公新書1387 1997:「ギンザのサエグサ」がかなりの歴史を有する店だということがわかる。セイコーの基礎を築いた服部金太郎は京橋釆女町の古物商「尾張屋」の服部喜三郎の息子だそうだ。
文庫
- 「写真太平洋戦争(1)ハワイ作戦 南方攻略作戦」光人社NF文庫 2000:行け行けどんどん期なので、威勢がよい。