ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

捨てちゃうんだ!?

 東京都中央卸売市場築地市場中央区)が移転を予定する豊洲地区(江東区)の土壌汚染問題を巡り、第三者機関による再調査が必要として、移転反対派の仲卸業者ら196人が(12月)2日、都に採取した土壌サンプルを廃棄しないよう求め東京地裁に提訴した。
(中略)
 10月の一次提訴の第1回口頭弁論で、都は725カ所から採取したサンプルのうち4カ所分を廃棄したと説明。2次提訴原告団代表で仲卸業者の渡辺桂一郎さん(71)は「都は証拠隠滅を図ろうとしているのではないか」と話した。【伊藤一郎】
毎日新聞 2009年12月2日 20時03分)

 あ、なるほど。こんなことならやりかねないね、と瞬時に思ったなぁ。油断も隙もないというか、「ない!」といってしまえばそれまでだというメンタリティーは、何でもかんでも「覚えていない」といってしまえばそれでしまいだとこれまでやってきた自民党メンタリティーそのものだ。戦争中の出来事だって、「今、ここにその現場を見た人間がいるというのか!」といって、やってきたことを否定していくことが当たり前になっている人たちのグループに共通する、人間として腐りきった倫理観が根底にあると思うなぁ。
 例の密約問題についてのニュース報道で驚き桃の木山椒の木だったのは、テレビに映し出された「わが国が誇る」ノーベル平和賞受賞者が語る場面で、「覚えがないんですなぁ」とうそぶいたセリフだった。まぁ、あの兄弟は揃いもそろって鉄面皮であった。