ほぼ足りてまだ欲 その先

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なんだ

 今日の講師は某有名新聞社の現役バリバリの記者だった。テーマに沿ったどんなおもしろい話が聞けるのかとワクワクして、参加した。
 しかし、その実態はアングロサクソンを中心にして欧米白人社会が如何にアジア民族、イスラムを下に見ているのかという話がその大半だった。
 挙げ句に「日本はいつまで過去の大戦に関して謝り続けなくてはならないのか」という、聞き飽きた論法でわが国が如何にこの東アジアを中心としてそのアイデンティティーを確立するべきなのか、という話に終始してしまって、折角選んだテーマと大きく異なる話を敢えて聞くことになってしまった。
 彼の主張を聞いていると東アジアを中国、韓国とともに、わが日本は旧宗主国連合である英米に立ち向かうべきであり、それは戦争も辞してはならないという方向に行ってしまいそうだ。
 しかし、彼の論説の殆どは民族のステレオタイプ化に依る議論で良くあるパターンなのだけれど、あれだけ大きな声でころころと続けられるとその気になる若者が出てきてもおかしくない。
 誰かに似た話しの持っていき方だと思っていたら、それはあの田母神某である。
 とんだ金と費用をかけてしまった。選択したのは私自身だから文句はいえない。
 それにしても大学セミナーハウスはかつてに較べると随分小綺麗になってきている。そして、様々な研修・合宿が行われているらしく、食堂で見かける人びとは会社員から、体育会の学生まで彩り豊富である。週末だからだろうが、子ども連れまで見かけるのである。