ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

事務所経費 日経新聞の場合

 では、日経新聞民主党の細野幹事長代理の説明を報じているものを見て見よう。

 民主党細野豪志幹事長代理は10日午後、党本部で記者会見し、荒井聡国家戦略・経済財政相、蓮舫行政刷新相、川端達夫文部科学相の事務所費問題について「領収書をチェックしたが、架空の支出や違法な支出は存在しないことを確認した」と述べた。
 不動産賃料が発生しない知人宅などを事務所に登録していたことに関しては「通信費などさまざまな経費を積算してその金額になれば適正だ」と説明した。
 民主党は同日夕、3閣僚が提出した領収書を公表。荒井氏の領収書には飲食代が散見され、「コミック」代の支出もあったが、細野氏は「その他」経費の計上が認められていると指摘したうえで「生活費の混入はない」とした。〔NQN〕(web刊 2010/6/10 16:39)

 全くもって説明不足の誹りは免れない。細野は不動産の賃料が発生しない事務所に関して

「通信費などさまざまな経費を積算してその金額になれば適正だ」と説明

 とだけ、報じているのでは読者は何故それが適正なのか、全く理解ができない。私の解釈が正しいのだとしたら、蓮舫が説明するように「そういう申し合わせがあるからどうしても事務所を他に設定しなくてはならず」そうしているだけで、発生している経費は実際の事務所経費の裏付けがあるものであればそれで正当なんだということを説明しているはずだ。いや、説明されていないんだとしたら「どうしてそれで適正といえるんだ?」と質問しなくてはならないのが現場の記者の職務だろう。ただ、ぶら下がりだったらICレコーダーに録音して、会見だったらそのままタイプしているのが職務じゃないだろう。
 それをここで説明をなぜ省くのか。現場の記者がそれを書いていたとしたなら実際の記事上でそれを削ったデスクにその責任がある。
 それにしても「飲食代」「コミック代」は怪しからん。読売新聞はこれを報じているんだろうか。そのコミックはなんという漫画で、喰ったのはなにかを報じた上で、自民党の議員とともに検証のためにそれを食べに行くことを希望する。