ほぼ足りてまだ欲 その先

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事務所経費 産経新聞の場合

 荒井大臣の事務所経費も同じなのかどうか知らないけれど、蓮舫大臣が「疑惑」とされる事務所経費について、とてもわかりやすい説明をしている。荒井大臣について最初に指摘した読売新聞はこのような中身まで把握して報道しているのだろうか。
 蓮舫大臣の事務所経費について報じた産経新聞(msn.産経ニュース2010.6.10 07:12)はまずこう報じている

 政党交付金使途等報告書の「事務所費・賃借料」の欄に平成18年から20年の3年間で計172万円を計上した。しかし、報告書に登録した「主たる事務所」は東京都目黒区の蓮舫氏の自宅だった。
 蓮舫氏の個人事務所は、賃借料の不要な参院議員会館しかなく、「使用実態が不明瞭(めいりょう)な自宅に賃借料を設定しているのは不自然だ」(茂木敏充幹事長代理)としている。

 ここまで読むと自民党の茂木の主張する「不自然」さが強調される。そしてあとから

 蓮舫氏の事務所は、産経新聞の取材に対し、自宅に事務所としての使用実態はないことを認めた。ただ「賃借料は、議員会館にいる秘書が日常業務に使う車の駐車場代(月4万円程度)とコピー機のリース代(月1万数千円)だけだ」と説明。

 こう書くわけだけれど、いかにも「とぼけている」様に思える。そして先日の与謝野馨の反撃ではないが、

自民党政権では事務所費問題を抱えた閣僚は、蓮舫氏の求めなどに応じ領収書をすべて公開した。速やかに領収書を公開しないのなら、大臣を辞任すべきだ」と述べ、10日に蓮舫氏の自宅を視察し、実態調査を進める考えを示した。

 なんてこんなことを書き加えるわけだ。
 これに対して蓮舫大臣は自身のHPでこのように明確に書いている。

 国会、議院運営委員会の申し合わせで、資金管理団体以外の政治団体の所在地を議員会館にすることはできないため、国会議員は、政党支部などの政治団体の届出上の主たる住所を議員会館以外に作る必要があります。

 こんなことは私は今の今まで全く知らなかった。この「申し合わせ」というのは一体何だろう。そんな必要がなんであるんだろう。理由があって必要なんだとしたら何故法によってそれをそのように記載しないのだろうか。
 ところでこうした暴露合戦というのは選挙公示期間中にも新聞でどんどん行われる可能性がある。今回は関係ないから自身のサイトで説明を細かくすることはできるけれど、そんな時、新聞やテレビといった旧態依然たる「一方的」報道をされてしまったら反撃のしようがない。
 で、蓮舫の家を見に行くのは一体誰で、どこのカメラが同行するんだろうか。
 荒井の事務所とされているマンションを「森雅子西田昌司の両参院議員と赤沢亮正衆院議員」が視察に行ったと読売新聞(2010年6月10日12時39分)が写真入りで報じている。なにしろこの件に関しては読売新聞は先頭を切っている。良く覚えておきたい。TBSもカメラを従えて同行したそうである。