ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ぐるっと

 先日、期日前投票に行こうとしたら、投票日の一週間前にならないと期日前投票所は増えないそうで、図書館に落語のCDを返しがてら区役所まで出掛けた。期日前投票は回を重ねる度に前回を上回っているそうで、そういわれてみると、かつてやむを得ない事情でないと許されなかったのが、どんな理由でも良いということになってから私ももう何回も期日前投票をしている。
 今日は区役所の一角にできている投票所に入ると、誰も投票する人はいなくて、私ひとりだけだった。
 ここまで来たんだからと3-4ヶ月に一回来る千円床屋に寄る。それまで良く刈ってくれたおじさんがいなくなってから、毎回どう刈るのか説明しなくてはならなくて、それならなにもここでなくても良いんだということにようやく気がついた。今度はまた違うところに行こう。
 所用があって銀座に出てくるといつもに増して東アジアからの観光客に溢れかえっていて、日本人相手では稼げない分、たくさんお金を落としてくれると良いなぁと人ごとながら心配する。日本人しか入るわけがないという類のお店は今まで通りの平日の銀座なんだけれど、そうじゃないお店は平日のような気がしないというくらいの人がいる。

クレイジー・ハート~オリジナル・サウンドトラック

クレイジー・ハート~オリジナル・サウンドトラック

 山野楽器の地下で「Crazy Heart」のサウンドトラック盤を探すと、国内盤しか置いてなかった。国内盤2,800円、AmazonUSAだと$14.99、iTunes Storeだと2,400円。なんかのついでの時にAmazon USAから買うって奴か。Buck Owensの「Hellow Trouble」という曲は面白いんだなぁ。
 御木本の小さいウィンドウにはきらびやかな蜘蛛が作ってあって、周りの巣には「Somewhere」「Over」「The Rainbow」とそれぞれに書いてある。
 電車賃節約のために京橋に向かって歩く。帽子屋さんはたまたまだぁれもお客がいなかったので、飛び込んで「多少の雨に当たっても大丈夫な、布地でできたきちんと山のある帽子が欲しい」といったら、オリジナルのGoretexのレイン・ハットを勧められた。この類の帽子はセンスとしてはやっぱり山屋さんの方に一日の長がある。ピケとはいわないけれど、普通の布地で作れないモンだろうか。どうしてもボルサリーノになってしまうんだろうか。
 京橋の交差点は両側のビルの解体に随分時間が掛かっているのだけれど、ひょいと見ると、あの片倉工業のビルもあと少しになっていて、ほんのちょっとそれらしい装飾が見えた。こんなことになる前に内部を見せて貰いたかったと本当に残念至極だ。これが日本の文化の現状で、なにかを残すという概念は全く企業の発想の中にはないのだろうか。今明らかに長い下り坂を下っている日本という国の限界なのかもしれない。それほど大したことではないと思えるかもしれないけれど、この感覚が「もの」だけでなくて「人間」をも同じような価値観に基づいて捉えていく文化なのかもしれないという気がする。
 ところで、アップルストア銀座に入ってみたら平日だというのに、もう一杯の人で、初めてiPadに触れることができた。横にいたおばさん二人は多分私と同じくらいの年格好で、一台に集中しているので「こちらは良いですか?」と聴いたら「あ、それ、Googleね!」というのである。なんだ?と思ったら今ブラウザーを出してあって、Google画面になっているという意味であった。後ろを通る人がガンガン当たってくる。この店始まって以来・・・そうでもないか・・とでもいうような混雑だ。それにしてもこのキー・ボードは私には使いにくいことこの上ない。なにしろ指を置いておくことができないんだから。これでは両手の人差し指で叩くしかない。それだったら日本語キーの方が俄然使いやすいだろう。
 で、横に来た店員さんに「このキーだと指を置いておけないですね?」と聴いたら、さすが「あぁいえばこういう」訓練の成果で「ドックにおいてキーボード入力ですね!」とかわした。キーボードも持ってあるけって?