この国ではずいぶん多くの中国人の若者が働いているのを見る。見た感じでは夏休み中にリゾートでバイトをしている学生のような雰囲気だ。
ということはこの国に留学している学生だということだろうか。人口6万人強のトロムソの街でランチに入った店ではホールサービスをしていた二人の男の子は両方とも中国人だった。
バスを走らせ、走らせやってきたアルタの街の宿舎でもポーターをしているのは中国人の若者だった。
そういえば40年ほど前に米国に初めていったときには多くの日本人の若者がもちろん不法労働だったけれどたくさん働いていたのを思い出す。活力を得ている国というのは若者がどんどん外に出て行くのかもしれない。もちろん国内にそれだけの若者を吸収する場がないというのもあるかもしれない。それにしてもこんなところにまでという印象がある。