うちの寺の年に一回の施餓鬼が毎年この時期にあって、今年も出掛けてきた。いつものように塔婆代を払い、会費を払い、お布施を収めて焼香する。そこから法要が始まる。外で待つ。雨がぱらぱらと降りかかる。台風の影響だろう。温度が上がらないだけいつもよりも楽だ。雨が降っていても境内に繁っている桜や梅の木の中で蝉は鳴き続ける。塔婆を風呂敷で包んで持ち帰る。来週この塔婆をもって横浜の西奥の墓に参り、そこから今度は連れ合いの実家の墓がある山梨にまわり、信州の友人のところまで遊びに行く。8月下旬のいつもの行事。いつまで続けることができるだろうか。
立ち並ぶ 塔婆に蝉の しぐれなり
今日は珍しくお寺さんから「供物」と書かれた小さな箱を戴いた。帰って開けてみるとこれが手回しのLED懐中電灯だった。若住職らしいなぁと思わずぐるぐると取っ手を回してみた。