ほぼ足りてまだ欲 その先

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京都 南禅寺界隈

 昨日、mixiの日記にも書いたんだけれど(えっ!そんなところにも書いているの?)、全然反応がなくて面白くなかったんで、こっちにも書いちゃう。

 昨日のNHKハイビジョン特集は京都・南禅寺界隈にずらずらと残っているかつての大金持ちが造った、別荘の数々でございましたなぁ。

 何有荘(かいうそう)(旧稲畑勝太郎邸・造園師:小川治兵衛)は今やオラクルのラリー・エリソンがクリスティーズの仲介で売られたものを買い取って、オリジナルの庭に戻しているんだそうで、そりゃどういうことかと思ったら、彼はかつて京都の芸姑に惚れ込んで通い詰めたことがあるんだそうでございますな。いやいや、一代であれだけの財産を築き上げた男はやることが違いますな。

 一方、同じように小川治兵衛・保太郎親子が手がけた庭を持つ織寶苑(しょくほうえん)は流響院(りゅうきょういん)として今やあの宗教法人真如苑の持ち物になっているんだそうで、2010年春から公開されているんだそうでございますよ。

 野村財閥の二代目野村徳七がつくった「野村碧雲荘」の庭もやっぱり小川治兵衛作だそうでございますよ。こちらはウェブはありますが、公開されておりませんな。なんのためのウェブですかね。自慢?あはは!

 山縣有朋の別邸、第三の無鄰菴は寄贈されて京都市が管理しているんだそうです。こりゃ管理に金掛かりそうです。

 この界隈は明治初期の廃仏毀釈南禅寺から上知された土地を民間に払い下げられたそうで、おいおい、そりゃ上手いことやったってことじゃねぇのか、という気にさせられますな。

 こうして見ますと、文化ってのは時代の流れに乗って大儲けした方が保って下さっているってことなんですな。

 どうぞ、大儲けの皆様、よろしくお願いを致しますよ。下々からお金なんぞとらずにどうぞ見せてやって下さいな。

 京都ではどこに行ってもお金とられちゃうのが如何なものかと思いますぜ。

 と、ここまで書いて、そうそう、細川別邸はどうなっていたんだろうかと検索して発見したのが、S川良一とS川急便と八木治郎なんである。