ツイッターでウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の改訳版が出ていることを知った。なるほど、梶山力、 大塚久雄の翻訳版の岩波文庫は1955年だからもう半世紀以上前の翻訳で、日本語だって、ずいぶん変わってきた、というか使われなくなった言い回しが随分多くなって、日本語の翻訳が必要になったということでもある。Amazon上のサンプルの最初のところを見ただけで、あ、これは違うなという気にさせる。中山元の翻訳というところも納得させるところでもあるだろう。これで、また若い人たちが読んでみようという気になるのはとても良いことだと思う。思うけれど、2,520円という値段はそう簡単に手を出せる値段じゃないんだなぁ。そこが悔しい。こうなると田川建三の新約聖書(作品社)があの値段なのはしょうがないじゃないかということに繋がるのだろうか。
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (日経BPクラシックス)
- 作者: マックス・ウェーバー,中山元
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/01/21
- メディア: 単行本
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- 作者: 田川建三
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2008/07/04
- メディア: 単行本
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