ほぼ足りてまだ欲 その先

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国会本会議

 あのがらんとした本会議場で行われるのは殆どが儀式に過ぎず、あそこでやりとりされるのは与野党間の議論ではなくて、ぶつけ合いにしか過ぎないわけで、その中身についてコメントしたって殆ど意味がない。理念と云えば聞こえはよいけれど具体性に欠ける言葉を繰り出すにしか過ぎない。
 だから、昨日の菅直人所信表明演説に対して、野党のコメントをまんべんなくテレビは取り上げるけれど、全く意味がない。「具体性に欠ける」「方向性が見えない」なんてコメントは相手が菅直人だろうが、麻生太郎だろうが、安倍坊ちゃんだろうが、「あなたとは違う」福田だろうが、みんな具体性に欠けるに決まっているのである。
 じゃ、あそこでひとつひとつ細かい話をして7時間ほど時間をかけてやったらいいとでもいうのだろうか。それにそこで言質を取られてまたくだらないところで予算委員会の時間を取られてしまうのも馬鹿げているのである。
 本筋まっすぐの前向き議論(やり合いではなくて)を交わす委員会を見て見たい。これまでの私の人生の中でそんな場面を一度としてみたことがない。どんな国政なんだろう。