ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

太平洋上にて戦闘状態に入れり

 69年前の「本日未明」に太平洋戦争が実質的に始まった。当時の人たちの話を読むと「やった!」と思ったという人が多い。国民に知らされていたのは理不尽にも日本を経済封鎖しているABCD包囲陣なのであるから、ついに反撃ののろしを上げたということだ。
 北朝鮮でも韓国の艦船を沈没させたり、砲撃をした時に、あの激した調子の放送でわが方にこんなに理不尽なる脅威を与え続ける輩に報復攻撃を果敢にも行ったといっているのだろうか。
 こちら毎日新聞に当時の真珠湾攻撃に加わった当時の海軍兵の言葉が載っている。毎日新聞はこの二人の記事を載せて、平和を願う記事としているけれど、私には納得がいかない。
 高松在住の91歳の男性はあの攻撃は「男子の本懐」だといっているし、負傷後教官に転じ「教え子」の多くを特別攻撃隊に送り出したのだそうだけれど、戦後故郷の教育委員長を務めたという。平和教育を願いとしたと書いてあるけれど、そんな人が今あの時点を振り返って「男子の本懐」であると喝采を叫ばんばかりに振り返って欲しくない。そんな感情を未だ持ち続けていた人が教育委員長を務めていて欲しくなかった。
 けれど、多分戦後各地で同じことが起きていたはずだ。あそこのおじさんは職業軍人だったんだよ、といわれると私は顔を見ちゃいけないと思っていたけれど、地域を牛耳っていた人は確かにいた。
 どうせ取り上げるのであれば淵田美津雄の如く戦後宗教家となったような人のその後を取り上げてみて欲しいなぁ。