ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

さび付いた・・

 なにしろ現役を退いてから早くも12年という年月が経過。すっかり英語がさび付いてしまって、その上眼がどんどん悪くなっていくものだから読むこともなかなか辛抱することができず、わが能力は低下の一途を辿っているのである。困ったことに生きた英語に接することもどんどんなくなってきているからね。
 考えて見ると中・高校生の頃、当時のラジオでFENという駐留軍放送を聴いたのがネイティブの英語の最初だったんだろうけれど、あれからずっと米語だね。豪州にいた時に多少米語以外の英語に接することがあったけれど、その当時はどんどん慣れてくるような気がしていたけれど、今になってみるとやっぱり米語じゃないと聞きにくくてしょうがない。それにしても能力の減退を実に感じるのであるな。
 現役を退いて直ぐに近所の観光地に特設されている英語informationデスクのボランティアでお手伝いしたいものだと思って、どうしたらお手伝いできるのか聴きに行ったことがある。するとその反応でびっくり仰天してしまった。学校を引退した元教員で作っているグループで対応していて、今のところこれ以上のニーズはないから要らない、というのである。呆れてしまって二の句が告げなかった。当時は学校で英語で勉強をするための準備に時間を費やしていたから、それならやらないよと思ったのだけれど、今になってみると、もっと辛抱しながらこいねがい奉って出入りさせて貰っていたら、これほどさび付かなくてすんだのかもしれないけれど、もはや遅しだ。それに、あの閉鎖性を持っているようなグループに入って我慢できるとは思えないしね。
 その間に世の中は驚くほどどんどん進んでいて、世の中はインターネットが考えることもできなかった環境を作り出してくれていて、眼がまわるほどだよ。
 というのは前にも書いたけれど、米国の様々な大学では多くの授業をiTunespodcastで大公開しているのである。私にとってはそのまま流していてもつかまえられないレクチャーも少なくはないけれど、我慢、我慢で、そのうちまたきっと昔のようにある日気がついたら頭の中にそのままするする入ってくる時が来るだろうと、淡い希望を抱いているのであるけれど、その日が来るのと、お迎えが来るのと、どっちが先だろうかと思い煩う今日この頃であるな。
 著名な大学のHPで「iTunes」や「podcast」で検索するとそんなところが直ぐに出てくるし、iTunes Storeでも「iTunes U」を見ればゴロゴロッと出てくる。UC Berkeleyでは今年の秋学期のpolitical scienceの授業でマリファナのリーガライゼーションに関するディベイトなんてのが公開されていたりして、いかにもカリフォルニアらしくて興味深い。
 なかなか自分が興味を持つ授業にぶつからないけれどね。