ほぼ足りてまだ欲 その先

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海外資産

 どこもかしこも独裁者はめいっぱい資産をため込んでいるらしい。だからこそ辞められない。かつてはフィリピンのマルコスがためにため込んでいたし、フィリピンで仕事をしていた多くの日本企業の間では「マルコス・マネー」は当然のこととして語られてきた。その妻だったイメルダ・マルコスが現在でもフィリピンで未だに支持者がいるというのはどういうことかと考え込む。イランのかつてのパーレビ-国王の妻も未だに海外で支持者に囲まれながら優雅に暮らしている。
 尤も日本だって武富士の死んだ武井保雄から息子への海外資産の相続分は1585億円にものぼったというのだから悪い奴は知恵を働かして集めまくるわけだ。
リビア

  • イギリス政府は(2月)28日、国内で見つかった日本円にしておよそ1200億円相当の紙幣がリビアに発送されるのを差し止めた(NHK3月1日 9時48分)
  • 財務省は(2月)28日、米国が(2月)25日に対リビア経済制裁を発動した結果、これまでに少なくとも300億ドル(約2兆4600億円)のリビア関連資産が凍結されたことを明らかにした。「欧州には(米国より)カダフィ一族の資産がもっとある」(毎日新聞 2011年3月1日 19時31分)
  • 凍結対象は、カダフィ大佐本人のほか、ウィーンで買い物をしていたと報じられたサフィア夫人、有力後継者の次男セイフルイスラム氏らカダフィ一族に加え、リビア航空のベン・ハサン会長ら関係の深い企業関係者ら計29人の口座や金融資産。スイスメディアは、スイス国立銀行筋の話として、推定で総額6億3千万スイスフラン(約550億円)にのぼる(asahi.com2011年2月26日19時1分)
  • ドイツ政府はカダフィ大佐の息子がドイツの銀行に保有する日本円にして2億2000万円余りを凍結(NHK3月2日 4時52分)

「エジプト」

  • エジプトのムバラク前大統領が、18日間続いた抗議デモの間に一族の資産を海外の口座に移していた疑いがあることが分かった。13日付の英サンデー・テレグラフ紙が報じた。デモの拡大に辞任は避けられないと判断し、最大400億ポンド(約5兆3400億円)とも言われる巨額資産の保全を図った(毎日新聞 2011年2月14日 東京夕刊)

「スイス」

  • 世界中の独裁者が不正資産を隠していたため、国際社会の批判が集中。スイス側は、マルコス元フィリピン大統領の6億8400万ドル、アバチャ元ナイジェリア大統領の7億ドルをそれぞれ本国に返還した。(msn産経ニュース2011.2.28 19:37)