もう既に多くの人が知っているそうだけれど、政府は3月17日に政令を出して，水道水の許容放射能上限を30倍も緩和した。その結果、300Bq/Lとなったわけで、一昨日に金町の浄水場の値が220だかになって大騒ぎになったわけだけれど、元々この値は政令前は十分の一だったといわれている。つまり、乳児に対しては100Bq/Lを超えたら気をつけろとなっているけれど、政令前はこれが10Bq/Lだったというのだ。政令前であればとんでもない値となる。ちなみにこの基準、水道水基準値はWHO基準ではわずかに1Bq/L、ドイツガス水道協会では0.5Bq/L、アメリカの法令基準ではなんと0.111Bq/Lだという。
民主党内閣は、なぜ、こんな時期に、どんな理由があってこの政令を出したのか、その背景について解説をしているものをまだ私は知らない。
