ほぼ足りてまだ欲 その先

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保坂のぶと

 かつて社民党衆議院議員であった保坂展人社民党を離党して、今回の世田谷区長選挙に立候補することを決意し、記者会見をした。
 保坂は2009年の選挙で落選して以来、下野していたけれど、八ッ場ダムについてもずっと発言し続けていた。彼は筋金入りの市民発想政治家で、美味しいものを求めて地盤を受け継いで利権を守るためになる様なそんじょそこらの政治家とは根本的に異なっている。
 そもそも彼は千代田区の麹町中学生時代からML派に共鳴して活動したという経歴を持つ。高校受験に際して内申書に不利な記載をされることによってすべての高校受験にはねられ、いわゆる「内申書裁判」を闘った挙げ句に敗北したという。
 当時の麹町中学校あたりはそういう点では今から考えると大変に保守的な受験校だったと云って良いだろう。彼は結局は都立新宿高の定時制に通うも、中退しているのだそうだ。
 今回の世田谷区長選挙に立候補を表明しているのは、花輪智史(44)、黒木実(63)が報じられている。花輪というのはこれまで東京都議会議員で、築地市場関連予算案に賛成して民主党から会派除名処分を受けたあの男である。つまり、あの原発推進、人種差別主義者の大バカヤロウ石原慎太郎のやり方に寝返ったという卑怯者である。
 保坂は世田谷区政を担うことになれば国政に復帰するということは考えず、これまでのバックグラウンドを断って打ち込むつもりだと表明した。
 果たして世田谷の区民がどの様な選択をするのか、都知事選と共に、注目していきたい。