ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

3月分電気代

 3.11直後に東京電力から来た葉書は、なんのことかと思ったら3月の電力使用量については検針にいかれないから2月分と一緒ということで請求するけれど、これは4月分で精算しますという葉書だった。
 一方的な通告で、それでなくても当時の東電会見での藤本ぶんむくれ副社長の対応に心底腹が立っていた私はコノヤロウ、なんていう偉そうな態度なんだと思ったけれど、それからなんだかんだあってもう忘れていた。そうしたらこの葉書のことをきっかけに日経ビジネス・記者の眼が“「核燃料サイクルは破綻している」今こそ再処理を考え直す時”を書いた。電力会社が如何にやらずぶったくりでやりたい放題なのかというのがわかるんだけれど、日経ビジネスがやるとはね。→こちら

「使用済燃料再処理等積立金」がそれで、東電は2011年3月末で9826億円を積み立てている。電力会社の積立金は、公益財団法人・原子力環境整備促進・資金管理センターにまとめられ、同3月末の運用残高は約2兆4416億円に上る。同センターにはほかに放射性廃棄物の最終処分に使う積立金も8374億円ある。合計3兆2790億円の“埋蔵金”である。

 ぶっとんだ!
 後年の歴史にはこう書かれるのかも知れない。「原子力エネルギーの利用によって大いなる利益を得る者達の大規模な策略により、莫大な歳出を引き出される結果となった当時のエスタブリッシュメントが日本という国をここまで衰弱させたので、原衰連と呼ばれるようになった」てか。