日経が他社をすっぱ抜いて書いたらしい日立製作所と三菱重工業の経営統合を目指す構想について、三菱は否定的な見解を示しているという論調が流れ出してきた。
どうやら三菱が「そんなレンジでの話じゃない」といったものだから日立も役員会を一旦取りやめた様で、暗礁に乗り上げる可能性が匂ってきた。
昨日の夕方のニュースを聞いていて、これはきっと双方の会社の中で、誰が日経に漏らしたのか、犯人捜しがもっぱら起こっているに違いないと思った。それも三菱の方が活発になっているだろうと。あの会社はそういう傾向にある。自分が常に業界の雄でなくてはならないと思っている傾向がある。
毎日が書いている様に“「経営統合」報道が先行したことに対しては「有力OBを中心に強い抵抗がある」(三菱グループ幹部)”ってのは何を云ってんだ、馬鹿馬鹿しいと思いがちだけれど、この会社だったら本当にそんなことをいう爺がいてもおかしくない。なにしろいつまで経っても三菱財閥が絶対だと思っているのだから。
この話は非常に生臭い話だ。この一旦突き放したムードがどこまで本物なのか、あるいは三菱による日立へのブラフなのか、経過を見ていると面白いことがわかるかも知れない。三菱は日立を呑み込むつもりだ。
ところで、もし、本当に経営統合ができるのだとしたら、レイソルとレッズの運命はどうなるのだろうか。(追記:レッズは三菱重工じゃなくて三菱自動車なんだそうだ。)