友人のひとりがもう4-5年も続けている、あるライブハウスでの「唄いたい人が自分でお金を出して唄う会」に行く。この集まりに出てくるのはもちろん殆どがアマチュアだけれど、中にはプロを目指す人たちがいたりする。
1年前まではお手伝いをしていたのだけれど、昨年の夏に体調を崩してから私は一切手を引いていた。
私が人前で唄わなくなってから周りの私より若い人たちが気を遣ってくれて、何度となく声を掛けてくれていた。今回は折角のお誘いだったので、音あわせを一度して、アコースティックでビートルズをちょっと歌った。アコースティックでビートルズというのはずいぶん昔にやってみたいなと思っていたものの、なかなかそういう指向にある人に巡り会わなかった。今回ギターを弾いて一緒に唄ってくれた二人は私よりひとまわり以上若いのに、ビートルズに関する知識を豊富に仕込んであって、彼等二人でビートルズ談義をしているといつまでも終わらない位。
世の中にはタイミングってものがあって、いくら本人が希望していても機が熟さないことはいくらでも転がっている。こんな具合にコロッと昔考えていたことが実現するとは思わなかった。友に感謝。