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放射線専門家の国際会議開催=福島で9月、健康リスクテーマ−日本財団
 日本財団は16日、福島第一原発事故による放射線の健康リスクをテーマに、世界各国の専門家による国際会議を9月、福島県立医科大学福島市)で開催すると発表した。会議組織委員会メンバーの山下俊一同大副学長は、記者会見で「住民、特に母親の心配を払拭(ふっしょく)できるようにしたい」と語った。
 会議は事故から6カ月となる9月11,12の両日、米国やロシア、ウクライナなどから約30人の研究者を招き、低線量被ばくの健康影響などを議論。福島県が実施する県民健康調査に対する評価や、社会不安を解決するための提言をまとめる。(時事ドットコム・2011/08/16-16:16)

 これはまたずいぶんな組み合わせで、驚く。日本財団は「船の科学館」エントリーでも書いた様に元はといえば笹川記念財団だし、彼の死後、競艇の利権で運輸省との繋がりが大いに議論されて、日本財団という名前になったものの、辺り憚ることのない大右翼として知られる曽野綾子を会長にいただいて、あたかも問題はすべて払拭したかの如くとなったものの、結局今の会長は笹川良一の三男、笹川陽平がなんちゅうことなく就任していて、世襲利権となって元の鞘に収まっているというとんでもないことになっている。誰もそれを書いたりしないものだから、そのままだ。そういえば平和島競艇場の建屋には未だに「世界一家・人類兄弟」という笹川良一のスローガンが書いてある。あたかも笹川一族の持ち物の様だ。
 山下俊一といったら、「放射線なんてなんちゅうこたぁないんですよ。おかげで福島も全国的に有名になって良かったですね」と大嘘を振りまいているエセ学者で、福島第一原発プルトニウム燃料を受け入れた現在の佐藤雄平福島県知事によって長崎から県立医科大副学長に登用されたお調子者の大嘘つきだ。
 外国からどんな人を呼んでどんな議論をしようとしているのか、注目して行かなくてはならないと思うけれど、ボートレースのあがりで、放射線によって汚染された人たちをこの上ペテンにかけようとするとはなんという恥知らずであろうか。