9.11新宿デモの記録をmasaさんの写真を始め、多くの方々の写真を見て見ると、実に大量の機動隊が導入されていたことがわかる。反対側の歩道からデモ隊を見ると、青い制服に身を固めた警官がびっしりと取り囲んでいて肝心のデモ隊がよく見えない。先頭を行くサウンド隊とデモ隊の隊列は間に何人もの警官が入って寸断してその気にならないようにしているかの如くだ。4月の頃だったかに行われた渋谷でのデモを思い出す。サウンド隊のすぐ後ろについていたつもりだったのに、代々木の体育館の下あたりで随分長いこと停滞させられて、その間にサウンド隊との間の距離を随分とられて分断されていた。あれは機動隊の作戦だったわけだ。しかも、出発地点でそれをやれば目立つけれど、あの体育館下は殆ど人がいない。目につくのは通り過ぎる山手線の乗客だけだ。
それにしてもこの5ヶ月間でデモの警備にへばりつく警官隊の数は驚くほど増えてきた。それだけ官憲も本気になってきたということかも知れない。
そういえば某右翼会の人数も以前に比べたら増えているし、行動も大胆になっているし、それを守っている警官隊の数も増えている。それにしても某右翼会の「わが国の将来を一時の感情で決めるな！」というプラカードには笑ったな。そういう気持ちを持っている人はひょっとすると本当にいるかも知れない。もう文字を追うのも辛いものだから、テレビだけで情報を得ている人、あるいはそのテレビすら見ない人たちは、これまで良かったものがいけないわけがないという思考停止に陥るのは無理もないということか。そうか、思考を66年間停止しているのかも知れないものなぁ。
大がかりな金儲けを守るために動員されていく警官が哀れだが、それほどあの金儲けシステムにぶら下がっている連中は必死の様子である。「原発ゼロ」大臣を記者クラブの悪口雑言に晒してまで打ちのめし、隠蔽大臣に置き換えることに成功した。福島の復興なくして日本の復興はないということは日本は復興しないということか。放射能放出基地を抱える東電を潰しては金にならないということか。
ひょっとすると私のブログやmasaさんのブログもすでにチェックされているかも知れない。
