ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

おっさん洋品

 また身長が縮んだ。40年前から較べたら約6cmも縮んだことになる。体重は10kg増えており、腹回りは16cmも増えたことになる。つまりどんどんビヤ樽化を招いているということだ。それはどうしてなのかというと、運動もしないで、だらだらして、食べるだけ食べているからなのであって、どう考えてもそうなる道理だ。
 となると、既製の服はますますサイズが合わなくなる。例えば、20年ほど前はオンワード樫山のJ.PRESSのブレザーはそのまま買ってサイズがぴったりだった。ところが今、J.PRESSのブレザーを売り場ではおってみると、袖が長くて指先がやや見える程度となってしまう。身長と一緒に腕の長さも短くなるのだろうか。イヤ、そんな筈はないだろう。身長は腰が曲がってきていることもあるだろうし、重力に負けて脊椎の間が縮まってきているということもあるだろう。しかし、腕の長さは重力に従って下に下げているのであって、むしろ重力に負けて伸びてもおかしくはないくらいではないのか。そんなことがあったら気持ちが悪いけれど。
 ということはどういうことかというと、J.PRESSに限らないのだけれど、サイズが変わったということではないのか。つまり、既製服業界にとってはこれから先2着も3着も買うとは思えない爺さんサイズで売っていたのでは拡販には繋がらないということなのだ。それだったらまだこの先40年も、イヤ50年も60年も購買層として考えられる若い人たちを相手に売った方が良いに決まっている。だから、身長も大きくなったし、袖丈も長くなった若者にあわせたサイズで売った方が賢明だということだ。
 では、昔のサイズのまんまでいる爺さん達はどうしたら良いのだろうか。答は特殊サイズを扱う店にいって買いなさいということだ。ということで、選択肢はどんどん狭まってくる。なにしろブータンの国王が買い物をしたといってまたまた名前を売ったあのUNIQLOにいってもなかなかサイズは合わない。
 そういえば先日ご一緒した今年喜寿だと仰るおじさんはアルマーニを着たいからジムに通っているんだと仰っていたっけ。その上、シャツは肩のところで詰めて貰っているんだと。
 身体サイズも放りっぱなしにして、その上金を稼ぐ工夫もしないんだから、どんどん着る物がなくなっても、そりゃしょうがないってことだ。自業自得、自己責任、って奴だ。