私ではなく、連れあいがぎっくり腰を発症した。仕事の帰りに買い物をして自転車をラックに載っけたらギクッと来たという。部屋に辿り着くのに相当な苦労をしたらしい。そんな時に限って重いものを買ってきていたから尚更だ。
そういえば私はすっかり運動をしなくなっているのにもかかわらずここのところぎっくり腰を発症しない。生まれて初めてそうなったのはまだ20代の頃のことだ。出張先の軟らかいソファに座ってながいこと打ち合わせをしていて、立ち上がった途端にギクッと来てもうどうしようもなくなった。ぎっくり腰というものだということを知らなかったからたいそう慌てた。それ以降も何回か経験した記憶もあるけれど、もうすっかり忘れている。
連れあいにも初めてじゃないかといったら、とんでもないという。横から娘が「覚えている」という。私は全く覚えていないのだけれど、当時手伝っていたボーイスカウトの地区の運動会というのがあって、その綱引きでギクッとなったというのだ。で、しかも私はそのあといわゆる「反省会」にのみに行ってしまって、帰って来るのを待っていたというのだ。なんでかといったら、痛くてトイレにもいかれず、私におぶさってようやく行くことができたのだという。全く覚えていない。
夕食は買ってきてあった刺身と味噌汁と作りおいてあったおかずの残りで済ますことができた。明日の飯をやらなくちゃならないな。
