日本のマスコミは非常に偏向していて、原発については政府の意向に従っていて、何ら独自の視点で報道しようとしていないように思える、と書く人がいるんだけれど、「思える」なんてものではなくて、「全く偏向していて政府の報道機関としてしか機能していない。だから、大本営の発表そのものだ」といえるわけだ。
しかも、大本営発表よりも数段悪質なのは、彼らは検閲されて「不許可」という判子を押されてしまったからそうしているのではなくて、自分たちが率先してそういう記事にしているという点から見たら、もはや「社会の公器」だなんぞといっていたかつての姿がちゃんちゃらおかしいのだ。確か朝日新聞は先の太平洋戦争に破れてから激しく自己批判をして、もう二度とこんな事の起こらないようにすると誓ったことをあっという間にないがしろにしている。読売だとか、産経、日経なんて新聞は前から偏向しているということを公に喧伝して居直っていたのだから仕方がない(ってことはないけれど)ともいえるが、朝日なんぞに至っては「反省」したんだから罪は重い。
良いですか、テレビも新聞も霞ヶ関、経団連、永田町に全く牛耳られているのであって、全くそのスタンスを「疑う」必要はないのだ。