ほぼ足りてまだ欲 その先

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貸本屋

 昔は町内に一軒ぐらいは確実に存在していた貸本屋

 昼のTBSテレビ番組を見ていたら今は一般社団法人出版物貸与権管理センター(しゅっぱんぶつたいよけんかんりセンター、英称:Rental Rights Administration Center for Publications、略称:RRAC〔レラック〕)というのがあって、貸本屋著作権保護のためにレンタル代金の中から著作権者に使用料金を支払う事をすることになっているんだそうだ。
 だから、昔みたいに街の片隅でハトロン紙のカバーがされている貸本を借りだしてくるなんて(そんなのあっても成り立たないか)ことがないのかなぁ。
 じゃ、なんで昔はあんな簡単に貸本屋があったのかといったら、著作権法の附則四条の二で「当分の間」その権利に対価として支払う責務を免除されていたのだそうだ。
 21世紀になってから藤子不二雄A電事連原発広告キャンペーンでおなじみの弘兼憲史なんてところが中心になって、漫喫は貸し出しをしているとクレームがついたのだけれど、このときは文化庁は利用者が店外へ備え付けの本を持ち出さない限り「貸与」には当たらないとの見解を示した(ウィッキペディア)という。すると今度はブックオフが当時実験的に始めていた貸本屋がターゲットになったそうだ。
 「1冊当たり265〜480円(表示価格に応じて変化)、または1回転ごとに表示価格の8%」ということになっているらしい。コミックに興味がないからよくわからない。
 ただ、「2000年以前に開業した小規模な貸本屋著作権料の支払いを免除されている」ということになっているんだそうだ。
 

 うちの近所にあった貸本屋は暗くて、まるで掘っ立て小屋のようなお店で、奥にいる店番の人もまるで肺病でも患っているかのごとき不健康そうな人だった記憶しかない。

 ところで、そうなると漫喫というものは喫茶店と同じ扱いかな?